歴史から学ぶ大和魂

歴史を紐解き、日本人の大和魂が垣間見えるエピソードをご紹介いたします。

会社組織から見る大和魂

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かつて日本は江戸時代に鎖国政策をとったことは教科書に書いてありますのでご存知の方が多いと思います。西欧列強のアジア侵略の激化の前に、日本は鎖国によっていわゆるモンロー主義で日本だけでの繁栄を目指しました。日本は、世界にも稀な純粋な農耕民族国家で、その農耕民族が治めている同一民族の国家は基本的に平和で、少数の異民族との和も尊び、異民族戦争の悲惨さも経験していません。このため、数千年前からアミニズムの神道を信じており、その中に自然崇拝があり、祖先との輪廻を信じている国民です。日本は征服民族と非征服民族という区分けを経験していないために、和が重要であるという教えや地縁が大切という教えが定着しました。これは世界的にも日本にしかない現象で、それは日本には天皇家という王家しかないことがそれを証明していると思います。これは封建主義体制を歴史的に経験したかどうかの差だと思われます。日本は江戸時代には藩制度があり、会社組織を経験しています。韓国や中国は中央集権国家体制であったため、多くの人が他人を動かす経営を経験していません。身内や個人的な信頼で経営するという小さな商店しか経験していないことが、現在の日本との大きな差になったように思われます。葉隠れ思想なども同様だと思いますが、そのおかげで日本では会社に50年、100年という長きに渡ってのノウハウを貯めるようになっています。中国や米国では個人の能力で勝負していますが、個人の仕事期間はせいぜい30年程度のためにノウハウが30年程度で断絶するようになっています。この仕事に対する文化観が何と言っても日本の企業の強みなのです。