歴史から学ぶ大和魂

歴史を紐解き、日本人の大和魂が垣間見えるエピソードをご紹介いたします。

楠木正成と大和魂

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歴史の中で楠木正成大和魂を語るうえで代表的な武士となります。1294年河内の千早赤阪村にある水分で生誕したとゆわれております。正成が生まれたこと、140年あまり続いた鎌倉幕府は衰え、秩序が乱れていました。その中で、政治を武士から天皇に戻す気運が高まりました。大きく時代が変化する中で、元弘の変で後醍醐天皇の挙兵を聞くと正成はその傘下に入り1331年護良新王とあわせて鎌倉幕府に対応するため赤坂城で兵を挙げました。100日間籠城して鎌倉勢を釘づけにしたのです。1333年、正成らの活躍に触発されて各地に倒幕の機運が広がり、足利尊氏新田義貞、赤松円心らが挙兵して鎌倉幕府は滅びました。後醍醐天皇が京へ凱旋する際、兵庫まで出迎え、同道警護につきました。後醍醐天皇建武の新政が始まると、正成は記録所寄人、雑訴決断所奉行人、河内・和泉の守護となります。建武の新政において正成は後醍醐天皇の絶大な信任を受けて、結城親光、名和長年千種忠顕の三人の家臣と並び「三木一草」と併称され朝恩に誇ったとされております。