歴史から学ぶ大和魂

歴史を紐解き、日本人の大和魂が垣間見えるエピソードをご紹介いたします。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

語源で探る大和魂

日本民族の精神を象徴する言葉として大和魂とは、『源氏物語-乙女巻』に「なほ才を本(もと)としてこそ、大和魂の世に用ひらるる方も強う侍(はべ)らめ、さし当たりては、心もとなき様に侍りとも、終の世の重しと成るべき」と記述が出て参ります。また『大鏡…

源氏物語と日本人

源氏物語がいつごろ起筆されたのか、あるいはいつ完成したのか、それを明らかにする資料はないものの、1008年には冊子作りが行われていたそうです。約100万文字、22万文節、400字詰め原稿用紙で約2400枚という大作で、日本においても海外においても、「世界…

紫式部と大和魂

遣隋使や遣唐使によって日本に中国伝来の漢学の知識が流入したのであるが彼女はそれを「才」と称しこれまでの日本にあった精神=日本人としての知恵を「大和魂」とよびました。そして「才を本としてこそ、大和魂の世に用ゐらるる方も強うはべらめ」すなわち…

西郷隆盛と陽明学

明治新政府樹立後、九州での萩など佐賀、そして神風連の乱が熊本で相次いで勃発しましたが、これ以外にも全国的に新政府に対する不満は日を追うごと増し、このまま続けば、いかに新政府といえども押さえられないような状態になるのは明らかな状況でした。城…