歴史から学ぶ大和魂

歴史を紐解き、日本人の大和魂が垣間見えるエピソードをご紹介いたします。

新渡戸稲造 「武士道」

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欧米に紹介された時、日本人の気質、日本人の価値観、日本人の団結力、日本人の優秀性を一躍知らしめる上で大成果を上げた著書が新渡戸稲造の「武士道」です。
以下に新渡戸稲造の著書「武士道」について要約掲載します。

「武士道はその表徴たる桜花と同じく,日本の土地に固有の花である」。こう述べる新渡戸稲造は,武士道の淵源・特質,民衆への感化を考察し,武士

道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かしたのである。

名誉はその人の置かれた境遇によってもたらされるものではなく、自己の役割をまっとうすることに努めるその心の姿勢に対して与えられるものである。

武士道では、武士としての名誉を守るためであれば、一個の生命すら安いものだと確信されていた。

その武士にとって最大の名誉が忠義を守ることであった。

忠義とは「中心を自覚する正義に則った道義」という意味である。つまり国家や社会、組織や集団において、人間としてもっとも普遍的な評価に値する思

想的裏付けをともなう自覚的行動であり、その国家・社会・組織・集団をよりよいものにするために求められるに不可欠な行動の事に他ならなかった。

このように武士道は公に尽くす、名誉を重んじる、恥を知るなどを大切にした道徳的概念に結びつくのです。

いま、一番日本社会に必要とされる概念だと考えます。